エディション : Windows10 ホーム
バージョン : 1607
OSビルド : 14393.447
実装RAM : 8.00GB
プロセッサ : Intel(R)Core(TM)i7-4510U CPU @2.00GHz
システムの種類 : 64Bitオペレーティングシステム, x64ベースプロセッサ
以上を前提に、以下の記事を書いています。
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今日はこの「Sticky Notes」という
Windows10付属アプリの残念なプライバシーの仕様について
書こうと思います。
「Sticky Notes」ってなんやねん?
と思い起動してみると、ただの付箋紙アプリでした。
注意!!まだこのアプリを使用されていない方は、
最後まで読まれたあとで、
このアプリを起動するかどうかをご判断ください。
「Sticky Notes」アプリは以下のような簡単操作、簡単設定となっています。
私が気になったのは「設定画面2」の
「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」
という設定でした。
デフォルト設定は「オン」
でしたので、
ただの付箋アプリなのに何を取得してるのだろう?
マイクロソフトは?
という事になり、調査することにしました。
調査は「タスクマネージャー」を使用しました。
[Ctrl]+[Shift]+[Esc]で「タスクマネージャー」を開き、
詳細画面にします。
こちらが「タスクマネージャー」の簡易画面です。
(初期起動時は簡易画面がデフォルトです。
次回から最後の表示画面で起動するようになります。)
下のバーの「詳細(D)」をクリックすると、詳細画面になります。
<タスクマネージャー簡易画面>
こちらが「タスクマネージャー」の詳細画面です。
下のバーの「簡易表示(D)」をクリックすると、簡易画面にもどります。
<タスクマネージャー詳細画面>
「タスクマネージャー」の詳細画面には、
「プロセス」、「パフォーマンス」、「アプリの履歴」、「スタートアップ」、
「ユーザー」、「詳細」、「サービス」のタブがあります。
ここでは「アプリの履歴」のタブを確認します。
「アプリの履歴」は、Windows7の頃は実装されていなかった
と思います。
タブレット対応したWindows8以降に実装されています。
<タスクマネージャー詳細のアプリの履歴画面>
この画面の見方ですが、現在ログインしてるアカウントについて、
アプリ毎に「CPU時間」「ネットワーク」「従量制課金接続」「タイルの更新」
の情報が見れます。
また、「(アプリの)名前」の列の上に「使用履歴の削除」というものがあり、
これを押すと、「アプリの履歴」の情報がクリアされます。
この「アプリの履歴」の「ネットワーク」の情報を見ながら、
StickyNoteの「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定の
オン/オフ、アプリで文字の記入、アプリの起動/終了で、
この履歴情報がどうなるかを試行錯誤してみました。
わかった事とわからなかった事
わかった事
(1) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオフのとき、
「ネットワーク」の情報は増えない。
(2) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオンのとき、
アプリに文字を入力しても「ネットワーク」の情報のカウントは上がらない。
(3) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオンのとき、
「ネットワーク」の情報をクリアして「SticyNotes」を起動すると
「ネットワーク」の情報のカウントが上がる。
(4) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオンのとき、
「ネットワーク」の情報をクリアしないで「SticyNotes」を起動すると
「ネットワーク」の情報のカウントは上がらない。
(5) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオンのとき、
「SticyNotes」を起動したままにしていると、
「ネットワーク」の情報のカウントが上がる。
わからなかった事
(1) 「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」設定がオンのとき、
「SticyNotes」を起動したままで、
「ネットワーク」の情報のカウントが上がる理由。
(2) マイクロソフトに送信している内容
まとめると、
カウントが上がる=マイクロソフトに送信するのは、
「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」の
設定がオンのときで、
履歴情報がクリアされているときは、アプリ起動時に送信する。
それ以降、なんらかのタイミングで統計情報を送信する。
カウントが上がる=マイクロソフトに送信するのは、
「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」の
設定がオンのときで、
履歴情報がクリアされているときは、アプリ起動時に送信する。
それ以降、なんらかのタイミングで統計情報を送信する。
です。
初回は、「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」がオン
になっており、統計情報もクリアの状態、
そして、「アプリケーション使用状況の統計情報を送信」を変更するため
には「SticyNotes」を起動しないと変更できない設定ですので、
SticyNotesを使用する人は、誰でも最低1回は、起動時に
マイクロソフトになんらかの情報を送信する羽目になります。
まぁ、ユーザーがこのアプリについてのプライバシーどうたらの画面を
見るころは、既に1回は抜かれている、という事です。
とても残念な仕様です。
以上、今回わからなかった事が判明したら、また記事にするかもしれません。
それでは、良い一日を。
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